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マイフェアレディ二幕

2013年05月26日 00:53

お茶会ネタを期待されているところで空気を読まず二幕のネタばれ感想です。
一幕についてもまだまだ語りたいこと一杯なんですけどね。
まあ初日の思い出でいろいろ書いちゃったしいっか。

とにかくイライザちゃんの恋心について悩みに悩みました。
でもお茶会できりやさんが「恋するのに理由なんかない!」って熱弁をふるってくださったおかげで
すっかり腑に落ちました。
それを文章にできるかどうかは
また別の話…orz

まあ読んでも面白くないと思います…。
自分用メモです。

お茶会のお話はそのうち…てか随所で書いたりしています。
舞踏会
ここの演出は映画とは違って歌で表現されてましたね!こうなるのか!とびっくりしました。
怪しげなハンガリー人のゾルタン・カーパシーをやっつけた顛末から
ヒギンズ教授の部屋への流れすごく上手いなあと思いました。

扇を使った前田先生の振付って事でエリザベートを思い出しちゃったせいか
ちょっと不思議な場面でした。
あ!あのダイジェスト映像、動き的にきりやさんじゃないですかね?人差し指立ってるし…(どうでもいい)
流石凄く動きがきれいだなあと思います。

トランシルバニア女王にチャーミングって言われた後のなんとも言えない顔。
ヒギンズに手を取られて踊りだす時の顔。

イライザの喜びは認められたことへの喜び。

しかしそれを踏みにじるように全ての手柄を自分のものとしてしまうヒギンズ。
最大の功労者であるべきイライザは徹底的に無視されます。

ここ映画でも思ったけどピッカリングも相当ひどいよね。
のちにヒギンズ夫人が即座に理解することをここの誰もが気がつかない。
ピアス夫人だってです。
ここの人たちはみんなイライザを花売り娘だと思っていて
多かれ少なかれ違う世界に住む人間だと思ってるのか。

ヒギンズ夫人の凄さはそこにあるんですね。
彼女はわけ隔てなく人間として接することが出来る人。
(ヒギンズはヒギンズで、ある意味分け隔てなく接しているつもりのようですが)

イライザは「やれやれやっと終わった」という言葉に傷つく。
労りも称賛もない、ただ全てを終わらせるための言葉。
レッスンが終わり、成果をみた後のイライザはヒギンズにとって用無し。
彼女はそう感じて怒りを爆発させる。

「私はどうなるの」って言ってるけど、別に身の振り方を考えてほしい訳じゃない。
でも少しでも思いやりのある言葉が聞けたら。
良くやったとかそういうことだけでもいい。
皆で一緒に頑張ってきたのに、ただ一人放りだされるんだと思うと悔しくて悲しくて。
ただそれは最初からの約束だったわけで…行き場のない怒りをヒギンズにぶつける。

だからここの怒りは支離滅裂。
でも実際ヒギンズ達にとってはこれで「終わり」だとしても
イライザにとっての人生はまだまだ続くわけで。
人間として一緒に頑張って来た相手ならばハイさようならって言うのはとんでもなく酷い扱いですよね。

ヒギンズの問いかけで自問自答するうちにこの人に思いやりを求めても無駄だと思い知る。
だったら放り出される前に出て行こうと決める。

淑女として振る舞い、話す事は教わった。
でもイライザという娘の中身は何一つ変わっていない。
彼女が元々内に持っていた自尊心が頭をもたげる。

そこがきりやさんのイライザでは凄くリアルで。
「人間そうそう見た目を変えたり話し方を変えたぐらいじゃ変わらない」って言ってるみたいで。
それがこの作品の本質かどうかはよくわかんないんだけど(だめじゃん)
この自尊心は貴婦人になったことで身に付いた訳じゃないと思うんだよなあ。

きりやさんのイライザは元々向上心に溢れた自立した女の子で、
それが自らの努力によって立ち居振る舞いや話し方を学び
自信と自分の考えを正しく伝える術を身につけた淑女になるんだと思いました。

そんな強さがあるイライザだからこそやり遂げられたんだなと妙に感心したり
でもそんなイライザを全く評価しない皆さんに怒りが湧いてきたり。

一方ヒギンズは勝利に酔いたいのに喧嘩をふっかけられてご機嫌斜め
しかし全くイライザの気持ちに気付かないのが不思議。
普通あれだけ喧嘩したら出てっちゃうかもって思うよね?
永遠に出ていく訳じゃなくても頭を冷やすためにでも出てっちゃうことぐらい考えつきそうなものなのに
ヒギンズは自分の感情にしか興味がないのか?
疲れて何も考えられなかったのかもしれないけど
とりあえず自分が嬉しい時は相手も嬉しいと思い込むタイプの自己中野郎です。

まあ指輪を返された時は流石に頭に来たみたいなので
指輪を買ってあげたことは彼にとっても重要な出来事だったのかもしれません。
うん、そう考えるとちょっとときめく。
単に好意を無にされたことへの怒りなんでしょうけど。

彼の態度は、彼女を軽んじ彼女の感情を無視した酷いものでしたが
それは彼が人がどんな態度をされるとどのように感じるかということに
徹底的に無頓着なためであって
イライザへの愛情があるかどうかとはまた別の話。

普通はそこがリンクしているものなのに
ヒギンズはあえてそれを切り離している事を「理性的である」と誇りに思っているわけで…。

それが間違いだったと気付くのは、彼女が去った後の事です。
本当におバカさん!

イライザはみてろヒギンズと歌いつつ、凄く傷ついて泣きながら去ります。
あれだけのことをしてやったのにはこっちの言葉だし
言葉とは裏腹に動揺しまくってましたけど、「君の存在に心を乱されることなんかない」っていうのも
もちろんああ言えばこう言うの範疇なんですけど、酷い言い様。
ヒギンズめ!

ヒギンズ教授宅前
ええとあれから6週間だかが経っているのに未だこの人がいるわけです。
「ここで何やってんの?」って言われて当たり前です。
ええ、フレディさんの事です。
イライザがあんなにレディになったっていうのになんと進歩の無いことでしょうか!
純粋恋愛野郎にしても程があります!!

ここの「Show Me」でのイライザとフレディの絡みの振付、真飛さんがやってなかったことにより
まさかのきりやさん振付疑惑が発生したわけですがががが!(大興奮)
いや単に前田先生の振りを真飛さんがやらない選択をしただけな気もしますけどね。

おかげで真飛さんの方がよりフレディが眼中にない感じでしたが
霧矢イライザにしてもフレディは
おバカさんでちょっとほっとけないから行きがかり上お供にするだけって感じですね。(酷い)
でも荷物を預けられた事で捨てられた訳じゃないことに気付いて喜ぶフレディ君は可愛いっすね!

ここお茶会できりやさんが
「あんたに言っても仕方ない事やけど言わせてもらうで」って歌うっていってたのが
ホントその通りですねって思ってやたら面白かったです。ホント八つ当たりですよね。

コヴェントガーデン
コヴェントガーデンに朝がやってくる。
ここのアンサンブルの皆さんが本当に生き生きしていて
一つの幸せがここにもある。
でも決して戻れないイライザ。それが切なくてぐっときてしまいます。

いや、霧矢イライザならすぐにそこに戻れそうな気もしないではないんだけど
でもね、やはり身に付いたものがそれをさせない。
顔見知りも最早彼女をイライザだと気付かないぐらい変わってしまったということへの説得力。

でもヒギンズの元に戻るわけにもいかない。
居場所を失ったイライザが切ない。

パブ
お父ちゃん登場。凄い遺産を相続した上奥さんまでもらうという。
ヒギンズのところから出てきたのに気付いたオヤジは
うちに戻ってくるなと突き放す。

あんなにイライザにたかって生きていたくせに冷たいもんですよねー。

でも父ちゃんにもイライザにも二人して寄りかかって生きていても幸せになれないのは分かってる。
潮時だった。
親子でも。
そう思える別れでした。

まだ未練があるのは父ちゃんの方で。
結婚式に来てもいいぞと誘うがきっぱり断られる。
それをさみしく思いながら顔を見ずに手を振る。
見たら泣いてしまいそうなお父ちゃんの目がうるんでるのが切ない。

追いかけてきたフレディの差し出す腕が暖かい。
それを笑顔で受けるイライザ。
だんだんここが良い笑顔になってる気がします。

ヒギンズピーンチ!!!(にやにや)

ヒギンズ宅
朝になってやっとイライザがいなくなったのに気付くヒギンズ。

彼女を失って初めて彼女への執着に気付く。
彼女が居なくなった事に慌てふためき
言うに事欠いて彼女は私のものだと言う。

なんて稚拙な愛の表現でしょうか。
彼は恋をしたり人を愛したりするに足る大人ではないんですよね。
静けさを愛する大人だと自分では思い込んでるのが性質が悪いです。

そもそも彼女を放りだすつもりじゃなかったんだろうか?
別れも告げずに出てったのが許せない?
単に目の前から逃げてしまったものを追いかける本能なの?

でもピアス夫人は良く分かってます。
寂しいんです。手塩にかけた生徒だから?無論それだけではないはず。

んで、ピッカリングさんはいったい内務省に何しに行くんでしょうね?
旧交を温めて終わっちゃう気がする。

しかし劇場という非常に女性の割合の高いところで
女性を揶揄する歌ばかり歌わされるのはなんとも気の毒なものですよね。
拍手もイマイチしづらい(笑)

ヒギンズ夫人の家
もうねえママンが素敵すぎてね。
最後のどうしたのヘンリー?ん?の「ん?」が優しすぎてねええええ。
泣けてきます。(なぜ)

ヒギンズのママンはイライザが努力した成果を認めてくれる。
「アイロン投げちゃうわ!」の投げる振りが素晴らしくキレがあって素敵です。
そしてヒギンズがやってくるのに動揺するイライザに
「あなたはプリンセスとしてふるまうことができた」と称賛し励ます。
なんて素晴らしい女性なんでしょうか。
きっと貴族としては変わり種なんだと思うし、そんなママンだからこそ
ヘンリーは好きな道を突き詰めて御高名になられたんだろうなとは思うんですが
いったい彼をここまで女嫌いにさせたものは何なのでしょうね?
こっぴどい失恋でもしたことあるのでしょうか?
あんな素敵なママがいるのにねー。
いやマザコンだからなのか…?
とかいろいろ考えちゃいます。

さてイライザとヒギンズの口論は
口喧嘩らしくああ言えばこう言う、終わった話を蒸し返す、の繰り返しなので
ちっとも会話になってません。

しかしイライザは口論の中で、彼を愛しはじめていた自分を認め、
彼との間に横たわる階級という溝を認め
愛してほしい訳ではない、
ただ、傍に居てほしいならもう少し優しくすべきだと訴える。
素直な自分の気持ちを吐露してる。
その中で自分を「あたい」から「わたし」と言い換える。

イライザがヒギンズへの愛を認めているのにも関わらず
ヒギンズが返す言葉は「君は馬鹿だ」なんですもの。

ヒギンズはイライザを好きだからこそ居なくなって大騒ぎしたくせに。
彼の精一杯が「いなくなると寂しい」「一緒にいた方が楽しい」

君は馬鹿だ。私の愛情に気付かないとは。
だったらもう大団円なのにね。
そのあとが続かない。
なんという不器用さん!
ただヒギンズはまだ自分がイライザを愛してるなんて認めたくない。
それは階級差なのかはたまた女嫌いだからなのかホントなんなんでしょう!
今目の前にしている感情的に自分の望みを訴える女性の姿を自分が愛するとは認めたくない。
それこそ彼が今まで蔑み常日頃関わらずにおこうと誓っている「女」というものだから。かな。

しかしイライザが教師になるっていう話。
霧矢イライザならなっててもおかしくないなって思う。
強がりだけじゃなくそれだけの苦労をして身に付けたものだからちゃんと教えられると思う。
むしろその後の物語で本当にやってそう。

「あなたなしで」も半分本気半分強がり。
しかしこの曲途中急にJAZZYになったりするんですが
そこがもうお得意なキー&リズム感抜群でキュンキュンきますね。

しかしそれを「やったぞ俺様のおかげだ」みたいにまぜっかえされて
そのあとで「そんな君が好きだ」てどや顔で言われても!
どうやっても非を認めないヒギンズにあきれ果て
「さようならヒギンズ先生」とイライザちゃんは去っていきます。
「先生」から学ぶ事はもうない。だって彼は完成だと言ったもの。
だから彼女は先生と決別する。

太陽のようなイライザが去ってしまうと本当に胸に穴が開いたようで
とてつもない喪失感で辛くて仕方ない。
ヒギンズの気持ちが痛いほどわかる。

彼が今までそんな気持ちにさせられたことがあっただろうか?
痛みを知っていただろうか?
きっとなかったんじゃないかな。
だからママンが言うんだ。「ブラボーイライザ!」

帰り道
ここきりやさんがイライザも同じ気持ちっていうけど
私は勝手に海か川に向かってヒギンズのバカヤローと叫んでいる
イライザちゃんを想像していました(笑)

ヒギンズはフレディと結婚したイライザが落ちぶれるところまで想像してるけど
そもそも本当にフレディと結婚するって言われてそれを信じ込むところが間抜けですよね。
でも男の人って得てして言われた通りのことしか考えられないところがありますよね。

でもどんなところに居ようが貧乏だろうが花売りに戻ろうが
きりやさんのイライザちゃんなら元気に明るく幸せに暮らしてると思う。
それが愛する人の隣であれば。
その力があると思う。

だから自分で戻ってくるんだよね。
愛する人の隣に。

ヒギンズ宅
夕暮れのヒギンズ教授の家。
そうだよね。太陽が去ったんだもの。
その名残が部屋を照らしてる。
共に喜び踊った思い出。ヒギンズは思い返す。
あいつが居た部屋をありありと思い出す。

音楽がいいですよね。

そして言われた通りに彼女の声を再生する。
素直だなー。

意外と早く戻ってくるイライザちゃん。
もう少し後でもいい気がするんですけどこう尺がありますもんね(言うな)
再生される自分の声を聞いてヒギンズが同じ気持ちだというのを確信するイライザ。

「ちゃんと来る前に顔も手も洗ってきたぞ」
「イライザ、丁度スリッパを探していた所だ」

素直になれないイライザとヒギンズの新たなはじまり。

照れて帽子の影に隠れたヒギンズが最後に嬉しそうにイライザを見上げるのが好きです。
そしてイライザはそれはそれは嬉しそうな何とも言えない顔をしているのです。
それはそれは可愛い泣き笑いの顔です。

カーテンコール

アンサンブルのみなさんのポーズが日によって違うのが楽しい。
そして寿さんのところで拍手が一段と大きくなるんですよね。
やはり要所要所でものすごく締めて下さっているのを感じます。

3回のカーテンコールの中でセットまで入れ替わるのって凄いですよね。
仲睦まじくお手手つないでのカーテンコールも素敵です。

やーんもう終わっちゃうんですね。
私はあと千秋楽と大阪のラスト1回を残すのみです…。


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