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月組のパーシバル・ブレイクニー

2010年04月21日 00:53

いつもなら最後に語りそうなもんだけど、
出し惜しみしている体力も時間もないんだ…。
紫子はおかげで途中(いや途中までもここに出していないので全く書いてないのと同じ)だし。

霧矢さんお披露目おめでとう。
自分の力を発揮できる作品に巡り合えてよかったね。
大好きな、でも全く持ち味が違うトウコさんの役。
でも全く迷うことなく自分のパーシーを追及していたと思う。
そのぐらいやりたいことがクリアに見えた。

初日は結婚式の時が一番緊張して見えました。
ビジュアル大事なとこは不得意分野だもんね!
あの意味不明なとこから髪が出てる帽子被って銀橋で荷車押してる時の方が
落ち着くんだもんね!

でも痛いけど本当に綺麗でカコイイヒーローだった。
これからも何度も言うしウザいけど
あのミクロンですごい着替えに手間取った後(毎回慎重にやってます)(それ正解)
(まさおタンも少し振り向くの待って!)

「私がスカーレット・ピンパーネルだ!」って言う時
すんげーカッコよかった。正にヒーロー登場だった(盲目)

ヽ(´ー`)ノ 自分の変わり様に眩暈

ま、スターブーツは相変わらず不得意ですけどね。(それ変えようがない)
これでいいすか?(聞くな)

ということで月組のパーシーについて↓
とりあえず今だから言うのはずるいかもしれませんが、この作品が決まった時、
キャラクターとしてはどんぴしゃだと思っていました(ええええ)(後出しじゃんけん)
はいすいません。だってそんなことあの当時言えない(笑)

だって霧矢さんの特徴であり欠点でもある大味でストレートなとてもわかりやすいお芝居は
BWミュージカルにたいそう似合う。(ほめてる?)
冒険活劇だし、フェンシングだし。
しかしトウコさんのイメージからどんな霧矢パーシーになるのかは未知数すぎて。
当たり前だがやはりあのドラマチックな持ち味のトウコパーシーの存在の大きさというのは
ものすごいものがあったわけです。
何より「ひとかけらの勇気」はトウコさんのために書かれた曲。
そして私の大好きな「祈り」という曲。
あの切なくてドラマチックな歌を
恋愛下手のとうへんぼくに歌い切れるのかと(酷いこと言うんだな)ヽ(´ー`)ノ

もとい。
私がパーシーに持っていた、どうしてもクリアしてほしかった矛盾というものがありまして。
このお話、正義がピンパーネルにあるとわかっていても
あまりにパーシーがショーブランに勝ち続けるために
どうしてもショーブランに同情してしまう。
もちろん最初にサンシール侯爵処刑という大敗を喫しているわけですけれども、
彼とのつながりは言葉で説明されるだけなので(そして組長のキャラがすごすぎて)
なんとなく実感がなかった。

特にトウコパーシーとちえショーブランでは力の差が歴然すぎて、
もう小指の先でちょちょいのちょいとやっつけているようにしか見えなかった。
そら腕力では勝つかもしれないですけどね!(そんな言い方はどうか)

それにパーシーの目的は「貴族」を救い出すこと。最終目的は「王太子」奪還。
要するに貴族が貴族のために戦っているわけです。
我々平民としてはシトワイヤン、全然共感もてないですよね。
それをうやむやにすべく書かれたのが「ひとかけらの勇気」で。(笑)

実際酷い目に合っている人を目の当たりにしたひとりの人間として見過ごすことはできない。
困っている人を助けるという純粋な気持ちで戦っているんだという
それを表現する歌なんだけど、
記者会見映像では歌い上げだけを聞いたせいか、陽性の魅力が出過ぎてて
「こんなパーシーやだあ。・゚・(ノД`)・゚・。」って思ったんですよね。
いや、ホント細切れな映像だけで言うのはいけないけど
きりやさんて好きな歌歌う時って嬉しくなっちゃってにやにやしちゃうから。

しかし実際にはパーシーとして存在しえた。(どんだけ低評価)
憂国の志士にきちんと見えてまずほっとした。
パリの痛みを自分の痛みとしてもっているパーシーだった。

もちろんマダム・ギロチンなどでパリの酷い様子は描かれているわけなんですが、
それをパーシーがいかに憂えているのか
それを表現しないことにはピンパーネルの活動が貴族の道楽にしか見えなくなってしまう。
それぐらい単純であっけない能天気なストーリーなわけですし。

で、いつも思っていたのは「裏街のどぶすら血の匂いがする」っていうところ、
そこのパーシーが嫌いで。
もちろんバカな貴族を装っているからなんだけどトウコさんが上手(うわて)すぎて
鼻で笑ってバカにしているように見えちゃって。
(だってどうしたってちえがトウコさんにかなうわけない)(コラ)
その後ショーブランが「裏町のどぶを見て育った」と歌い出す。
虐殺をおこなう側であるはずなのに、痛みを知らず人を見下す貴族のパーシーより
虐げられ生きてきたショーブランの人生の方が説得力をもってしまう。
トウコさんのパーシー大好きだけど、そこだけはちょっとやだったんですよね。

霧矢さんは最初からショーブランとの対決姿勢を見せた。
きっとアレ初対面だよね。
もちろん浮ついた洒落者に見えなければいけないんだけど
馬鹿な貴族が言ってると思わせてしまえば
そこに本音を滲ませてもかまわないんだ。
パーシーとしてはショーブランに目をつけられるのは良くないことだけれど
それを忘れるぐらいに彼は怒っていて本音をチラリとみせるのもいとわない。

やーまっすぐ。わかりやすい。ひねりなし!(笑)
おかげでショーブランはちょっと間抜けに見えてしまうんだが
ここパーシーよりもむしろショーブランがエリート意識を持っているように見えるんですよね。
外国の貴族ごときに何ができると思っているような。
面白いなーと思う。

もちろんショーブランとマルグリットの間に何かを感じたのもあるんだと思いますが
彼は革命政府を心底憎んでいる。こんなことがあってはならないと憂えている。
このままでおくものかと思っている。
しかし、ここは彼の国ではない。
だから助けることが最大の戦い。彼に出来ることは大きくない。
だからこそ王太子を助けることでこの国を変えたいと願っている。
もちろんいたいけない子供である王太子が幽閉されているという事実も見過ごせない。

それを隠すことなく最初から最後まで貫かれているパーシー。
とてもわかりやすいです(笑)
きりやさんの単純明快な思考回路がすごく表れていたと思います☆
でもこのパーシー好き。(ファン)

そしてショーブランを目の前に立ちふさがる敵であると認める。
彼を侮ってはいけないと思うからこそ、何かにつけて邪魔をする。
無視しない。
だからこそこの物語が冒険であり自由を求める「戦い」になる。

最初はまだショーブランが優勢。
彼の呼びかけに応じ血を求める市民の群れ。
パーシーは愛する人を助け出すので精一杯。
そして、彼女自身に足元をすくわれる。
たとえ脅されたからとはいえ味方に裏切られるのは大きな痛手だ。

彼は友人達の力を借りてそこから立ち直り戦いを継続する。
彼は負けない。
ああわかりやすく、そして納得できる話の展開です。
ヒーローど真ん中です。

そしてマルグリットへの愛。これが肝で。
パーシーの愛への不器用さは霧矢さんにばっちり嵌りました。
なんでちゃんと問いたださないんだよ!?って思うようなパーシーとマルグリットの
煮え切らない夫婦関係。
マルグリットがあんなに懇願して問いただしているのに放置プレイ。
酷いよパーシーって思ってたけど要するにこういうことですね↓
だって好きなんだもの。聞くのこわいじゃない!!!(え)

もちろん命をかけた活動をしているっていうのもあるけれど
マルグリットと決定的に別れなければいけなくなるのはホントにホントにいやなんだね。
トウコさんならその辺上手くやりそうな気がしてしまっていましたが
この設定になんとまあきりやさんの片思い体質が嵌ること嵌ること!

あんなに上手く別人になりすますことのできる、嘘の上手い頭の良いパーシーが、
マルグリットの前では面白いぐらいに何もできない。
傷ついた心を隠すことも良き夫を装うこともうまく言い訳することもできない。
話をそらし困ったように笑うしかない。その無力感。
ああきゅんきゅんくる。

そして「花嫁に逃げられたんだ」に全員即座納得してしまうキャラクター(爆)
みんなしてそんなにすぐに納得しなくても!!!
ああそうだよ!!逃げられ体質だよ!!!でもさ!

そして結婚式でのあの幸福感ね。
あの顔観られただけでホント幸せですよファンとしては!!
まりもたんも安らいでかわいらしい笑顔でね。
あああああ。・゚・(ノД`)・゚・。
どんだけアプローチしてどんだけうざく頑張って結婚までこぎつけたんでしょうね。
もちろんスカピン活動のさ中の一目ぼれに違いない。
そらもりえタンもあきれ果てるっつーの。

だから「祈り」も良かったです。
あんなに感情を吐露する霧矢さんを観られるのは幸せです。
きりやさんはストイックさをファンに強いる拒絶系ジェンヌなので
剥き出しの心をときに表現すると、ものすごい力を発揮すると思います。
紫子もそれだから良かったと思う。
やはり女役だからこそそれが出来たのかもと思ったんだけど…
こんなにすぐにまた観られるとは。

打ちのめされたパーシー、ものすごく魅力的でした。
その前からのマルグリットとの芝居でも、ものすごくわかりやすく傷ついていて
それが本当に痛々しくて。
本当に難しい曲で特に高音は苦しそうですけども、それもかえって色っぽくていいぐらい。
コンディションは万全ではありませんが
流石にキャリア積んでるだけあってなんとかやってます。

そしてプログラムで言ってるだけあって「目の前の君」は絶品。
もちろんマルグリットへの愛に溢れているのが最大の魅力ですが、
やっぱこの人には長調の曲だね。
陽性陽性言われてますけどホント笑顔で歌い上げた後のやったった感は爽快の一言です。
まあグラパンに化けてるおかげでベストが上にずっちゃってるんだけどね(笑)

そのグラパンですが…。
もちろんプロローグのあの農夫もものすごいクオリティで来ましたし
本当に爺さんやる時の気合いが違います。
やる気満々すぎる(笑)
携帯からも書いたように醜悪で汚い、誰もが近づくのを嫌がるような
奇怪で見るからに恐ろしいせむしの腰の曲がった杖をついた老人。
子供泣く。
それでいてロベスピエールが信頼するに足る抜け目のなさずる賢さももっている。
カジモド(ノートルダムのせむし男)やりたいって言っただけのことはあります。
流石に「口が臭い」という役作りまではどうなんだろう?(笑)
宝塚から逸脱しまくっていませんか?大丈夫ですか?私は大好きですけど。

だって…

すいません、
これこそが私が待ち望んでいた、おもしれートップスターなんです。


誰に憚ることなく存分にやりたいことやってらっさいます。
宝塚から逸脱してもかまわない。
おもしれーよ霧矢大夢。それでこそ私のきりやさんだ。(いつからお前の)
初日に笑いが起こったのは、「きりやんやってくれた!」という笑いだったと思う。

だって一番心配してたのがあのグラパンでしょ?
もう出てきたときから面白くておかしくて可愛くて仕方なかった
みんなが愛してやまなかったグラパンを霧矢さんがどうやってもってくるのか。
あんなのトウコさんにしかできないもん。

それをやっぱり霧矢さんにしかできない方法でもってきた。
汚くて怖くて、宝塚でやっていいことかわからないけど、
今霧矢さんができる最大限魅力的なグラパンに創り上げた。

トウコさんが「安蘭けいここにあり」と主張してやまなかったグラパンを
全く気付かれないことを目標にやってらっさいます。こうきたか。
私の隣にいた、どう見ても会社の慰安か何かで連れてこられた
つきあいは良いが舞台なんかにゃちっとも興味のなさそうだったおじさんは
王太子の元で正体を明かした時、はっと居ずまいを正した。
あいつは本物。
スターじゃないかもしれないけど、役者だ。
エンターテイメント性には欠けるかもしれないけど
あっと言わせることができる力を持ってる。
腰を曲げた姿勢、杖をついた歩き方、杖の持ち方、笑い方。
パーシーとは全くの別人。

圧巻です。

そのグラパンがマルグリットのひとかけらの勇気を聞いて
扮装はそのままにまるっきりパーシーに戻る姿も最高です。
このひとは本当に体で演技をする。そこがたまらなく好き。
だから仮面をかぶってようがなにしようが関係ないんだってのを
実際に目の当たりにできたのは嬉しかった。

舞踏会の夜、マルグリットの気持ちを知って、彼女を信じる気持ちを取り戻した。
彼女への愛は変わらない。
でも。
彼女の素晴らしさに更に打ちのめされる。
彼女の強さ、勇気、そして愛。
元々その力強さこそがパーシーを引きつけてやまなかった魅力だと思う。
でも、事ここに至って更に自分の身を顧みず愛を歌う彼女はたとえようもなく美しい。
その素晴らしさを全身で感じているパーシー。
殴られたような衝撃を受けている。

トウコパーシーの時も感動しましたが、
やっぱり主演のファンとしてみるのではまた幸せ度が違ってきます。
トウコファンの方がコメントで、「主演ファンとしては幸せな公演」て仰ってましたけど
本当にそうでした。
霧矢さんにスカピンをやらせてくれて本当にありがとうという気持ちでいっぱいです。

さて、そんなパーシーの愛するマルグリットについて。
長いよ☆


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