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夢浮橋 (大劇場バージョン)

2009年01月04日 23:39

はい。このシリーズ人気ないの知ってます。
誰だって人の妄想延々と聞かされたくないですおね。
でも書く。

ここから東宝版への変更点のネタばれ。
=======
ねぇねぇあの改変って改悪じゃないの?(言論統制)
っていう問いに答えられる人はまだいないのかもしれません。
まだ初日開けて二日目ですもんね。

でも…
いやーもうなんかね。
最初っから違うんだもの。
へこむ。

だってここまで書きあげたものが全く意味をなしてないんだもの。(どうでもいい)

いやーなんか薫君派としてはつろうございましたよ。
だって
・「大君の」琴だっていう無駄情報追加
・大君と浮舟のパーソナリティの違いが強調される
(匂宮が「新しい彼女ってどんな人かと思ったらアイツ趣味変わったんだね」とか言っちゃう)(最低)
などなど
薫君の人でなし度が大幅アップ!!

ああそうですよ身代わりですよ身代わりとしてしか愛せない人格破たん者ですよ!!!(逆切れ)

プロローグとエピローグをつないでた数珠があのポスターで握ってた数珠から
華奢な水晶の美しい数珠(しかも「紫の上様の」とプロローグで明石の中宮が言ってた)になり、
数珠は取り落とされることなく六条院から薫に渡されるだけ。
薫はただ(今日はこけてましたけど)(ガンバ)六条院の後をついて上っていくだけでした。

そしてエピローグ。
「お供つかまつります」の台詞カット。
薫があの数珠をそっと匂宮に渡すだけ。

匂宮は階段の上で振り向き大見得をきる。

工エエェェ(´д`)ェェエエ工匂宮未練タラタラですやん!!!

そんな匂宮は俺の匂宮じゃない!!!(え)
======

さて、そんな私の勝手な匂宮様像はこちら↓完結編です。

夢の浮橋シリーズ
琴時雨
笹舟
流雛 ながしびな
泥濘 ぬかるみ
血戯
形代 かたしろ
==========
すっかり浮舟を取り戻したと勘違いした薫君は
さらに匂宮に追い打ちをかける。
浮舟と匂宮の関係を根こそぎ断ってしまわなくては。
彼との間をつないでいた二人を尋問し、
彼が浮舟を迎えにくるところを先回りする……

…ちょ、ちょっと待って!?
普通に浮舟のとこにいたらいいんじゃないの!!!?

戸外でクライマックスを迎えようという段取り以外のなにものでもないおね。

…このあたりの展開の甘さは勘弁してあげてください(・∀・)ノ(大野君ファン)
大野君の詰めの甘いグダグダぶりはいかな大劇場のデビュー作と言えども健在。

しかしこの時薫は初めて匂宮に対してアクションを起こす。
道定(まさお)に兄弟のように育った仲だから案ずるなと言いつつも
「こうするよりほかに道は」と、べそかきそうな顔で匂宮との決別を心に誓っています。

いや、実際もう手は下しちゃってて周り中味方につけて匂宮に敵対させてるので
今更何を言うって感じで
話の展開としては無理っていうか違和感ありありですけど

薫がどうでもいいと思ってそうな(しぃっ)匂宮についてですが
やはり表だって対立することは避けていたんだなと感じました。

なぜってよくわからないんですけど(だから妄想)
薫は匂宮が薫のことを大切に思ってるのを知ってたんだろうなぁと。
もちろんそれには自ら背を向けてはいたけど。
そんな風に自分を大切に想ってくれている唯一の人間である匂宮を決定的に切り捨てることで
自らを追いこんでいる感はあって、ここのシーン悲壮感が漂ってすらいるんですよね。

…とても卑怯でこずるいことやってるのに(・∀・)ノ(コラ)

しかしですね、本当に匂宮を自らの兄弟とも思っていたら
それこそ浮舟をとられたっていう事実に際し、
信頼していた人に裏切られたことに傷ついたりしそうなものだけど
薫君にはそんなふしは全くない。

信頼とか甘えとかを含めて愛を知らないってこういうことなのか?
それとも予測してたのか?こうなることを。
匂宮は薫にとって常に何かを奪っていく相手なのか?
兄弟は奪い合うものと相場が決まっているわけですが、
他にそんな例がないのでそこまでは思えないんですけど。

目の前の浮舟を取り戻すことに必死で…とも考えたりもしますけどなにか腑に落ちない。
大野君の薫像がかなり謎。

夢の浮橋
女一の宮については別記事をたてたいと思います。

軟禁されてたところを脱出してきた匂宮。
先回りして待っていた薫。(だから何の?しかもその隙に浮舟は入水orz)

大野君お得意の権力による武力の行使で行く手を阻まれる匂宮。
そこへラスボスよろしく「こうなることはわかっていました」と憎たらしくも出てくる薫。

浮舟を間に初めて対決する二人。

浮舟を求めて全てを振り切ってここまで突っ走ってきた匂宮が
初めて薫の存在に気付く。(すっかり忘れてたNE!)(コラ)

親しげに話せばわかると言わんばかりに語りかける匂宮。
あの人を離せ。あの人を自由にしろ。

…どの口が言うんだ(笑)(薫が憑依)

匂宮はやはり薫の出生の秘密は知らない。
だからどんなトラウマを越えて薫が浮舟を再度手に入れた(と思った)のか知る由もない。
大君の形代としてしか真っ当に浮舟を愛せなかった薫を
「光る君とは違う」と諭そうとする。

全く聞く耳を持たない薫。
「兵部卿宮」と他人行儀に切り捨てるところが心を閉じ切っていて痛い。

それが光る君の話になると顔色を変える。
コンプレックス地雷を直撃。(そんな表現はどうか)
閉じていた心がうっかり開く。隠し続けた薫の顔がちらっと見える。


そこへ浮舟入水の報が入る。

取り戻したと思っていた。やり直せたと思っていた人が
命を捨てるほどに彼を愛することを拒んだのだ。
それは薫にとって世界の崩壊と同意義だ。

宮と呼ぶ相手に思わずつかみかかろうとする。
初めて気持ちを真っ向から匂宮にぶつける。
笹舟で「怒りさえ」と歌ってたように一番隠し続けた感情が怒り。それが露わになる。
子供の頃のように。

「お前のせいだ!!お前が!!!」取り乱す薫。

そんな薫に、そして浮舟入水の報に、匂宮は目が覚める。
目の前に居るのは階を上って行った子。
おじいさまが道連れにした子。
声を上げることもできず罪に落とされた子。
本当はあの時こそ追いかけて守ってやりたかったのに。

それが一体なんでこんなことに。

「そうだな。おれのせいだな。」と薫を包み込むように肯定する。
今こそこの人を救うときなのだ。
彼自身の愛を捨てても。

今なら彼を救える。
ずっと見えなかった薫の心は剥き出しになり目の前にある。
今しか彼を救えない。

浮舟を薫から自由にするのがいいとはわかってる。
彼女自身を愛しているのは自分だという自負もある。
二人で幸せに。自分が愛せばそれもかなうと思っていた。たとえそれが罪だとしても。
でもそうじゃないんだ。

ずっと救いたかったのは自分自身。そして自分の分身である薫。
浮舟に全てを預け縋りついて助けてほしかったんだ。
それに気付く。

匂宮は浮舟を愛していたと思う。
でも浮舟が死を選んだことで彼女が選べなかったのも知ったんだ。
薫の愛を受け入れられなかっと同時に
彼女が自分と共に生きることも拒絶したのを理解した。
命を捨ててまでも。
それがどれだけの罪かも思い知る。
やはり私たちはおじい様と同じように失敗した。深い罪を犯してしまった。
これ以上罪を重ねることはできない。
浮舟をとらえようとする人々を命をかけてまで押しとどめる。
宮中へ自らを捉える人々に自らを投げ出す。
彼は太刀を使うことを選ぶ。王としての自分を選ぶ。

たとえそれが傀儡になる選択でもいい。
罪を犯すのではなく誰かを救いたいんだ。

それが匂宮の愛。
はじめての罪ではない愛。

愛ゆえに自らを押し殺して生きてきた。
それを浮舟に救ってほしかった。
だから全てを捨てて浮舟に走った。無我夢中で。
けれどそれでは匂宮は匂宮ではなくなってしまう。
彼の彼自身のアイデンティティはそこにあるのだから。
愛の人なのだ。

自分の生きる道を知り彼は大人になる。
見る間に成長を遂げる匂宮。

それを取り残される気持ちで見ている薫。
…手の届かないところへ行ってしまう。浮舟を連れて。
薫はよるべない童のように尋ねる。
「このまま私から奪ってしまわれるおつもりか?」

匂宮は答える。
もう何も奪ったりはしないと。

大丈夫だよ。手を放しても。
私がいる。
あの日あなたの上った階を今度は私も上ろう。
だから手を離すのだ。ふたりして。

ただ、薫にはまだあのトラウマがある。母親の罪。光る君の子ではない自分。
だから薫はまだ抗う。手を離したくないと駄々をこねる。

匂宮はそんな薫に引導を渡す。王としての力を用いて命じる。
薫は彼が自分自身を宮殿に葬ろうとしているのを感じる。

その後
立太子礼の日…だと思ったけどそんなことはどこにも書いてなかった。
そうだおね。皇太子立坊はまだ先なんだおね。うっかりうっかり。
それにしても…今上帝(みとさんの旦那)いつ亡くなったんでつか!!?

えっと現東宮(皇太子)は出てこないけど一の宮(長男)だったでしょ?
で、その人に子供がいないから二の宮(あひ)が次の東宮にと目されていて
その対象が匂宮(三の宮)に移っただけなのにもう東宮になるんすか!?
いやぁびっくりびっくり☆

あの風景はやはり心象風景。
幼い頃の匂宮と薫がいる。
奥には光る君の姿もある。

匂宮は彼らの罪をも全て飲みこみそれを持って宮中に自分を葬りに行く。
あの日の六条院と同様に…というわけではない。
六条院とは違って匂宮は正気だ。
自らが自らに命じるがままに宮中に向かうのだ。
傀儡ではなく真の王として。

しかし、あの日の六条院と同様数珠を取り落とす匂宮。
それを拾う薫。あの日と同じように。
それは匂宮の迷い。痛み。弱さ。

有言実行の人匂宮はやはり薫の罪も背負って宮中へと立つという。
薫はそれに救われている自分を感じる。
もう決して一人ではないと。

落とした数珠を、あの日と同じく今度は匂宮に手渡し、今度は薫も自らの選択として伝える。
「お供つかまつります。」と。
六条院に連れ去られたあの日から長い年月を経て匂宮が薫を救ってくれたように
今度は薫も匂宮を助けたいと思う。
自らの意思で共に行きたいと思う。
宮中という墓の中へ。



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