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流雛 ながしびな

2009年01月03日 11:28

はい、今日は初日ですね。行けないけど。
みなさんのご報告を楽しみにお待ちしております。

さてこちらでは懲りずに妄想の世界をお送りしております。

と、ここで薫君のお話はひとまず置いといて
浮舟さんの話。

切ないのぅ。



薫の前ではなぜかおどおどとしてしまうのに匂宮の前では堂々と
そしてなんでもお見通しな浮舟。
匂宮といると利発で朗らかな娘であるということがわかる。

匂宮の興味が自分ではなく、薫にあることを最初から見抜いているから匂宮は怖くない。

だけど薫は。
何を考えているのか読めない。
だから怖い。(舞台上で一緒に居ることはほとんどないんですけどね)
普通に考えてもあの人やってることが異常過ぎて恐ろしい☆

大君に似ているからこそ自分がいるのだと知ったのは
匂宮が大君に似ていると気付いた後じゃないでしょうか。
それまではなぜ宇治なのかなぜ琴なのか知らずに流されるまま来たんだろうと思う。

宇治の御幸の後、来ていたらしい薫が帰ってから、またやってくる匂宮。
匂宮はいつも薫の様子が気になって追いかけている。

彼はこれまでも度々やってきては薫の様子をうかがっていたようで
供の者も弟もすっかり打ち解けている。
朗らかに笑う浮舟。
薫以外誰も訪ねる者もない宇治のような寂しいところへ度々やってくる匂宮に
心が慰められていたんだと思う。

だからといってまだ匂宮へ気持が傾いているというわけじゃない。
だって浮舟は匂宮に薫の話をする。大君のことを尋ねる。
薫について知りたい。薫が何を思っているのか。

浮舟は尋ねる。
薫はもともと宇治のこの邸に大君の形代(人形)を置くつもりだったときいたと。

に、人形…(((( ;゚Д゚)))怖い!!!薫キモイ!!!
どんなマダムタッソー!

明らかに大君の身代わりとしてしか浮舟を見ていない薫でも
浮舟にとっては頼るべき唯一の男なわけで。
やはりどうにか薫と心を通わせたいと願っているんだと思う。
愛されたい、幸せになりたいと思うのが人間の性なわけで。

やはり信じたくない。自分が大君の身代わりだなんて。人形と同じだなんて。
それが人情だと思う。

一方匂宮が浮舟にちょっかいを出しつつも自分のものにしないのは
匂宮にとって薫が大切な存在だから。
浮舟への興味<薫 なんだと思う。

この人は薫が幸せであればいいとどこかで思っている。
だから薫を庇う。
そんな男やめなよと言うんじゃなく。ああ高等テク(コラ)

きっとそんなのは冗談だよ。あなた自身を愛しているよ。と。

薫が狂っているのは大君にそっくりなこの人を囲っている時点で明らかなのに。
そう言いながら同じように薫を求める浮舟に同情を寄せてゆく。
匂宮も薫を想ってる。傷つき壊れた薫をどうにかしたいと思ってる。

「そんなに似ているのでしょうか?私は」
必死に問う浮舟がいじましくてならない。不憫でならない。

大君はもういない。気にするな。

薫が死んだ彼女を今も想っていると知りながら、そんな残酷なことは言えなかった。

言葉少なに去る匂宮に確信をもつ浮舟。
自分が形代なのだと。

会うたび自らを人形としてしか扱ってくれない薫に
自分もまた自分のことを人形のように感じていくのを止められない。

どこからきたのか
自分は誰なのかすら
思い出せなくなる。

彼女もまた愛を知らない一人だった。

泥濘 ぬかるみ


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